乳がんのため亡くなっていたことがわかったフジテレビ系アニメ「ちびまる子ちゃん」(日曜午後6時)で知られる漫画家さくらももこさん(本名・非公表)に向けて、同作品関係者からさまざまなコメントが寄せられている。

主題歌「おどるポンポコリン」を16年4月10日放送回から歌うゴールデンボンバーの喜矢武豊(33)が27日夜、ツイッターでコメントを発表。「さくらももこ先生、こんなに若くして亡くなられるなんて…。小さい頃から今も日常としてお世話になっているちびまる子ちゃん。心よりご冥福をお祈り致します」と追悼した。ゴールデンボンバーの4人は、「おどるポンポコリン」を歌うだけでなく、同曲が流れるオープニング映像に本人役でも登場した。

さくらさんが作詞などを手がけた「Kinkiのやる気まんまんソング」(00年)を歌ったKinki Kidsは28日、所属事務所を通じて「さくらももこ先生の作品同様に、手がけていただいた僕たちの作品も、僕たちそしてファンにとっても本当に大切な宝物となっています」とコメントを発表。また、さくらさんが作詞を手がけた「ボクら」を歌ったジャニーズWESTも「作品をいただけたことに感激し、心に染み入る歌詞に先生の温かい人柄を感じ、大切な1曲となりました」とコメントした。

90年にアニメ「ちびまる子ちゃん」のエンディングテーマ「おどるポンポコリン」でデビューした音楽グループ、B.B.クィーンズの近藤房之助(67)は「それまでアンダーグラウンドの場で活動していた僕をほんの一時でもメインストリームの場に押し上げていただいた」と恩人ともいえるさくらさんに感謝。同坪倉唯子(55)は音楽番組「夜のヒットスタジオ」のリハーサル中にさくらさんと話したことを明かし、「またお会いできる日を待ち望んでいましたがかなわずとても悲しいです。あなたの作詞作品を歌えてとても光栄です」とつづった。

「ちびまる子ちゃん」第2期の主題歌「うれしい予感」を歌ったタレントの渡辺満里奈(47)はツイッターで「さくらももこ先生… あまりに突然の訃報にショックで言葉が見つかりませんでした。『ちびまる子ちゃん』の主題歌を歌わせていただいた時のレコーディングで、大瀧詠一さんと音楽談義をしてらした先生の笑顔を今でも思い出します。心よりご冥福をお祈りいたします。寂しい…」と哀悼の意を示した。

歌手の木村カエラ(33)は27日、インスタグラムで「さくら先生の作品はずっとずっと私の宝物です。ご冥福をお祈り致します」とコメント。木村は以前から同作の大ファンであることを明かしており、06年にフジテレビで放送されたスペシャルドラマでは森迫永依演じるまる子の未来の姿を演じた。さらに、10年には番組放送20周年を記念したテーマ曲「おどるポンポコリン」を歌うなど、関わりは深かった。

同作品内に何度も登場した錦野旦(69)は、「『ちびまる子ちゃん』という、世界的に有名な漫画に出させていただいて、僕が一人前になったというか、今日があるのは本当にさくらさんのおかげです。バラエティー番組に出るようになったのも、この漫画がきっかけでした。『ありがとうございます』という感謝の言葉しかないです」とコメントした。