俳優野村周平(24)主演のフジテレビ系連続ドラマ「結婚相手は抽選で」(土曜午後11時40分)の6日放送の第1話の視聴率が9日、2・8%(ビデオリサーチ調べ、東京地区)と分かった。同時間に放送されていた前作の渡辺麻友主演の「いつかこの雨がやむ日まで」の初回視聴率は2・9%だった。

野村が演じるのはオタクで、過度の潔癖性で、女性に全くモテないのシステムエンジニア。ところが、少子化対策のために「抽選見合い結婚法」が制定され、25歳から39歳の独身男女は、抽選でお見合いをしなくてはならなくった。

野村は潔癖性の役作りについて「取りあえず家の掃除をして、よく行くご飯屋さんにマイ箸を持って行きました。そしたら『周平、そこまで来たか!』と驚かれました。現場に入っても、気をつけて周りを拭いています」と話した。

6日放送の第1話では、コンピューターソフト会社のシステムエンジニア・宮坂龍彦(野村)は、オタクで過度の潔癖性であり、女性と会話もまともにできず全くモテない。

そんな龍彦が、新調したスーツで身を固め、区役所の大会議室へとやってきた。そこには20代から30代の男女がひしめきあっている。そこに、関西弁でしゃべる地味な服装の・鈴掛好美(佐津川愛美)、超イケメンの銀林嵐望(大谷亮平)が入ってくる。そして最後に会場に来たのは、派手ないでたちの美人、冬村奈々(高梨臨)がいた。

そこは「日本政府主催 抽選見合い 実施会場」とあった。時は3カ月ほどさかのぼる。衆議院議員の小野寺友紀子(若村麻由美)は、官房長官から内閣府特命担当大臣に任命される。担当するのは「抽選見合い結婚法」だった。