落語家の三遊亭とむ(34)三遊亭鳳月(38)笑福亭茶光(38)が6日、都内で「転身組落語会~お笑い芸人から噺家に転身した3人が、今の自分たちの落語をお見せします~」を開いた。

とむはピン芸人末高斗夢から11年8月に幸楽門下、鳳月は漫才コンビ若月を解散して15年4月に鳳楽門下、茶光は漫才コンビのヒカリゴケを解散して15年7月鶴光門下に、それぞれ入門した。

とむは「んのない女」「心眼」、鳳月は「厩火事」、茶光は「阿弥陀池」を演じた。

3人は2カ月に1度、東京新宿のレコード店で30人ほどを相手に会を開いている。20回目を記念して750人が入るニッショーホールでの開催となった。チケットのノルマは鳳月が50枚、茶光は30枚だが、とむは500枚となった。とむは「ノルマが多かったので2席やらせてもらいました。いつも僕の会に来てくれている、見ると幸せになるという『セーラー服おじさん』も着てくれました」と、バラエティー番組でおなじみのハゲ頭にセーラー服の初老男性を紹介した。

1年前からエイベックス所属のとむだが、同社幹部から「お客さんは演者を映す鏡だ」と言われたという。「つまり、僕には変態がついているということです(笑い)。2カ月前に一緒に飲みましたが、意外と真面目なことを話しています」と明かした。

鳳月は、来月二つ目に昇進。二つ目のとむは来年10月16日に「芸能生活20周年記念興行 ラブファントム2019~スーパー落語~大独演会」を、収容人員1500人の東京・有楽町の国際フォーラムCで開催することを発表したばかり。真打ちの期待に、とむは「まだ、早い。自分で決めることじゃないですから」と話した。