GSブームをけん引したバンド「ザ・スパイダース」のベーシスト加藤充(84)が14日、都内で、GS曲のセルフカバーアルバム「Get Back GS」(31日発売)の発売記念イベントに参加した。

アルバムは、現在も活動をしているGSオリジナルメンバーたちがレコーディングを新たに行い、往年のヒット曲をセルフカバーした。

スパイダースは「ノー・ノー・ボーイ」が収録され、加藤が自慢のベースを弾いている。84歳の高齢ながら、約5キロの重さのベースを手に「立ったままでないとうまく弾けない」と、立ちっぱなしで録音を行ったという。

この日、曲の出来栄えを聞かれると「スパイダース時代よりもうまく弾けた」とジョーク交じりに納得顔で話した。

約2カ月前にはメンバー5人が都内の飲食店に集まり、昔話に花を咲かせたという。「すごく楽しかったよ」と振り返った。

健康維持のためにやっていることは「1日に6000~7000歩を歩くこと。それと野菜を食べること。タマネギ、キャベツ、セロリを細かく切って毎晩のように食べている」という。「年齢は84歳だけど、気持ちはいつまでも昔と同じ。変わりません」。まだまだ現役にこだわるつもりだ。

12月14日に、東京・品川区の「大井町きゅりあん」で行われるライブ「GSフェスティバル2018」にも参加する予定だ。