お笑いコンビ、ミキとアキナが15日、京都市東山区のよしもと祇園花月でこの日から開催される「よしもと祇園花月 大文化祭~芸術の秋、祇園へおこしやす~」(10月15~29日、11月11~30日)の開催発表会見に出席した。

今夏に7周年を迎えた同劇場の軌跡をたどる歴代イベントチラシ、346枚がロビーに展示される。11月17日には、同じく会見に出席した、ちゃらんぽらん・冨好真(58)、吉本新喜劇座長の川畑泰史(51)らが出演する「よしもと祇園花月 presents 祇園大作戦~いろいろマネしてごめんな祭~」を開催。祇園花月発の音楽フェスイベントとして、芸人がアーティストに扮(ふん)し「本気の歌」を披露する。

兄弟コンビのミキは京都出身。7年前の素人時代に兄昴生(32)から「漫才を見に行って来い」と言われたという弟亜生(30)。そのとき「初めて見に来たのが祇園花月。のりよし師匠(西川のりお・上方よしお)の漫才を見て、『かっこいいな』と思って漫才師になった」と同劇場がコンビ結成のキッカケになったと明かした。

現在、年末に決勝が行われる漫才日本一決定戦「M-1グランプリ」の予選を戦っているミキとアキナは、会見中から一触即発ムードで笑わせた。

昨年のM-1では惜しくも3位と、敗れたミキ。今年は全国ツアーを開催し、昴生は「めちゃくちゃ最高」と手応え抜群。「ネタは盛りだくさん。その中で良いのができたら」。亜生は「霜降り(明星)さんとか、さや香とか同期なんで、一緒に決勝行けたらすてきな大会になる」と意気込んだ。

アキナは2年ぶりの決勝を目指す。秋山賢太(35)は「(一昨年は)トップバッターで印象に残らず。(昨年の準決勝も)トップで印象に残らず敗退し、その2年分の思いが今回乗っかっている」と気合十分。

山名文和(38)は「(コントと漫才)両方できるっていう持ち味を漫才に生かしたい」。採点を左右するネタ順に関しては、「(トップの場合だと)審査員の方が基準点と言うようになった」と分析し、「(希望は)真ん中で」と静かに闘志を燃やしていた。