フリーアナウンサー生島ヒロシ(67)が会長を務める芸能事務所、生島企画室の30周年記念パーティーが30日、東京・紀尾井町のホテルニューオータニで行われた。芸能界、放送界、政界などから1000人が集まった。

生島企画室は、TBSアナウンサーだった生島が独立、弟の生島隆社長と89年に2人で設立した。現在は78人の所属タレントを抱えている。

生島は「(宮城県の)気仙沼で生まれ育った僕は、赤面症だった。それを克服するために学生時代にアメリカへ行き、帰国して(東京都)北区十条の家賃4000円の部屋からスタートした。アメリカで『やればできる』の精神を学んで、平成元年に独立しました。人の出会いが大きい。一時は10億円近い借金を抱えたこともありますが、ここまで来られたのは、ここにいる皆さんのおかげです」と感謝の言葉を述べた。

今後の目標については「うちに所属するタレントが、みんな1人前になって食べていけるようになること。あとは寝てても稼げるようになることです」と話した。