来年正月の「新春浅草歌舞伎」(1月2~26日、東京・浅草公会堂)の会見が17日、都内で行われた。

尾上松也(33)中心の座組となって5年目の公演で、松也は「感慨深いものがある。5年ということで大きな節目ともなり、僕たちの思いがこもった浅草歌舞伎をみせたい」。結婚した中村歌昇、坂東巳之助も「一層精進したい」と力を込めた。今回が平成最後の浅草歌舞伎。平成生まれの若手が多い中で、松也とともに昭和生まれの中村錦之助(59)は「私たちは昭和ですから、同い年ですね」と語りかけられた松也が苦笑いする一幕もあった。

昼の部は歌昇らの「戻駕色相肩」、松也が義賢の「義賢最期」、巳之助が芋掘藤五郎の「芋掘長者」、夜の部は松也が曽我五郎の「寿曽我対面」、中村隼人が青山播磨の「番町皿屋敷」、巳之助が鳶頭の「乗合船恵方萬歳」。