テレビ朝日系2時間ドラマ「家政婦は見た!」などで知られる演技派女優の市原悦子(いちはら・えつこ)さん(本名・塩見悦子)が12日に心不全のため死去したことを受けて13日、96年NHK大河ドラマ「秀吉」で共演した竹中直人(62)がコメントした。

竹中が主人公の豊臣秀吉、市原さんが秀吉の母親、なかを演じた。竹中は「『秀吉』で市原悦子さんと僕は母と息子の関係でした。1年間ともに1つの作品を作れたことは今もぼくの宝物です。『日吉…』と僕を呼ぶ市原さんの深い愛を持った声の音色は、あのころの僕に勇気と力を与えてくれました。そして今も僕の耳に深く残っています…ご冥福をお祈りいたします」と故人をしのんだ。