女優真矢ミキ(54)主演のフジテレビ系連続ドラマ「さくらの親子丼2」(土曜午後11時40分)の12日放送の第6話の視聴率が3・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と15日、分かった。前回の4・2%より0・9ポイント、ダウンした。

初回から3・8、3・5、3・0、3・3、4・2%だった。

一昨年10~11月に放送された連ドラの第2弾。真矢が演じるのは、親から虐待を受けた子どもたちが一時的に避難、保護される子供シェルター「ハチドリの家」の食事スタッフ・九十九さくら。子供たちに食事を提供しながら、問題解決に立ち向かっていく。

義父から性的虐待を受け、それに気付いた実の母からも虐待を受けた白鳥マリアを演じる日比美思(20)は「マリアは親を憎み、親のつけた名前などいらない、と本名とは別の名前を名乗っています。私の美思っていう名前には『美しく思いやりを持ってほしい』という両親の願いが込められているそうです。幼い頃から『あなたの名前はすてきなのよ』と言ってくれたし、私にとっても大切なものなので『名前なんて記号みたいなものだから』って言い切ったマリアの気持ちを思うと、胸が痛いです」と話している。

第6話では、出雲(島根)から「ハチドリの家」に帰ってきたさくら(真矢)を、貞子(井頭愛海)の出産が待ち受けていた。だが、さらなる問題が起こる。頼んでいた助産師がインフルエンザで寝込んでしまったのだ。すでに赤ちゃんの頭が見え始めている状態で、さくらはシェルターでの出産を決意する。

さくらは女子たちに手伝いを命じ、出産の準備を始める。各自さまざまな反応を示し、一度はちゅうちょしたりはするものの、さくらの必死な姿と貞子の苦しみを前に、手伝い始める白鳥マリア(日比美思)、小宮山詩(祷キララ)、藤島玲奈(尾碕真花)、井口茜(柴田杏花)。

出産の痛みにうめく貞子は、苦しみの中で徐々に記憶を取り戻す。出雲での出来事の断片が頭をよぎる中、息が荒くなり、呼吸困難に陥る貞子。「頑張れ、貞子!」。みんなが“貞子”を連呼する中、徐々に本来の自分を取り戻しつつある貞子は「誰が貞子やねん…けったいな名前つけやがって…ホンマ腹立つわこいつら…」と怒りに近い気持ちで思い切り息むのだった。やがて苦しみの末、赤ちゃんが誕生した。