歌舞伎俳優松本白鸚(76)松本幸四郎(46)が21日、都内で、3月31日から始まる巡業公演「松竹大歌舞伎」の会見を行った。

昨年1月に松本金太郎も含め親子孫3代同時襲名を行い、今回の巡業も襲名披露興行となる。

公演期間は4月25日までで、平成最後の襲名披露興行となる。

白鸚は「年号が変わっても精神は変わらないようにしないといけない。魂はメラメラと燃えています」、幸四郎は「平成という時代が終わる最後の最後まで舞台に立たせていただけるのはありがたい」と話した。

来年は市川海老蔵(41)が13代目市川団十郎白猿を襲名する。幸四郎は「彼とは、はとこ同士で年代としても近い。一生一緒にやっていく戦友なのでうれしいこと。互いが上に上にと思っていくことで、少しでも歌舞伎が盛り上がって刺激しあえれば」。

「松竹大歌舞伎」の演目は「口上」「菅原伝授手習鑑(てならいかがみ) 車引」「奴道成寺」で、「車引」では白鸚が松王丸を、幸四郎が梅王丸をつとめる。3月31日の埼玉・狭山市市民会館を皮切りに、4月25日の大分市・iichiko総合文化センターまで行われる。