1月いっぱいで芸能界を引退する元NMB48須藤凜々花(22)が31日、都内でインターネットラジオWREP「ゴジレプ」の公開生放送に出演し、最後の仕事を行った。

17年4月から木曜レギュラーとして出演してきたが、体調不良のためこの日が2カ月ぶりの出演。会場には多くのファンも駆けつける中、最後の芸能界での仕事に「身勝手なのに、寂しいんです」。歯のアクセサリー「グリルズ」を付けており「今後見せびらかすこともないので」と話した。

また番組で共演し、プライベートでも仲が良い由紀さおり(70)とも食事に出掛けたといい「めっちゃタクチケ(タクシーチケット)持ってるんですよ。私もそうなりたい。エルメスのスカーフをもらって『これでいつも私が見ていると思いなさい』と言われました」とエピソードを明かした。

番組のエンディングでは「めっちゃ楽しかったです。涙が出てきました」。サプライズで登場した、Zeebra(47)から「また遊びに来て」と声を掛けられ、「うれしい…」と感激していた。須藤は「すごくしゃべるのが苦手なのに、こうして素でいられる場所があるのは幸せでした。仕事でいろいろ悩んだこともあったんですけど、WREPの皆さんは、仕事関係なく、家族みたいに接してくれたので、頑張れました。強引なやめ方になってしまったのですが、嫌だったからとか、不満があったのではなくて、このままではダメだと思った。自分で決めたくせに寂しいんですけど、頑張りたい。皆さんのおかげです。好きなヒップホップのラッパーとして、いいリリックが書けるような人生にしたい」と涙ながらに話して、この日の放送を終えた。

須藤は、13年11月「第1回AKB48グループドラフト会議」1巡目で3チームから指名され、交渉権を得たNMB48チームNに加入。15年7月にNMB48シングル「ドリアン少年」でセンターを務めるなど活躍する中、17年6月のAKB48選抜総選挙の開幕イベントで、突然の結婚宣言をし、同年8月にNMB48を卒業。昨年4月に、交際していた一般男性と結婚した。

昨年12月のイベントを体調不良のため欠席し、今月21日に芸能界引退を発表。今後について「第1歩として、大学入学試験に向けて勉強を頑張っています。いつの日か『哲学者』須藤凜々花でお会い出来たらと思います」とした。同29日に収録された読売テレビ「大阪ほんわかテレビ」(金曜午後7時=関西ローカル)が2月15日に放送され、須藤の出演分は終了する。