藤原竜也(36)が1月31日、東京芸術劇場プレイハウスで、主演舞台「プラトーノフ」(東京は1~17日、ほか全国5カ所で3月24日まで)の最終通し稽古を行った。ロシアの作家、チェーホフの戯曲で、4人の女性の間で揺れ動く教師、プラトーノフの破滅を描く。

藤原は複数の女性を愛する“肉食男子”を演じ、「人を愛することはエネルギーが必要なので、毎日しっかり肉を食べて、千秋楽まで駆け抜けたい」と意気込む。

多くの翻訳劇を手掛ける森新太郎氏が演出を担当する。昨年末から「全力で稽古に打ち込んだ」といい、「森新太郎さんは一切の妥協がなく、全力で臨む方なので、森さんの情熱に負けないように必死に食らいついてきました」と振り返る。森氏も「藤原竜也さんはあまりにプラトーノフ役にハマり過ぎていて、今彼を見ると、藤原竜也なのか、プラトーノフなのか、分からなくなるくらいです(笑い)」と太鼓判を押す。

今日1日の初日を迎え「やれるべき準備はしてきたと思います。前提知識は全く必要なく、どなたにも楽しんでいただける作品に仕上がっていますので、ぜひ劇場に足をお運びいただきたいと思います」とアピールしている。

プラトーノフに思いを寄せる夫を亡くした女性、アンナを高岡早紀、プラトーノフのかつての恋人を比嘉愛未が演じる。