タニタの子会社タニタヘルスリンクが、男性声優によるラッププロジェクト「ヒプノシスマイク」とのコラボ企画のイベントグッズ販売をめぐり、従業員の不正行為が明らかになったとして謝罪した。

同社は14日、公式ホームページに謝罪文を掲載。同コラボ企画を実施中の「タニタカフェ長岡店」では、オリジナル缶バッジを中身がわからない状態で販売していたが、「タニタカフェの従業員がフリーマーケットサービスを通じて高額で転売しているのではないか」との問い合わせを受けて調査したところ、「本イベントの販売スタッフが不正な手段でオリジナル缶バッジを購入していることが分かりました」とし、「同店をご利用いただきましたお客様ならびに関係者の皆様の信頼を損なう結果となりましたことを心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。

不正行為について「今回販売しているオリジナル缶バッジは全16種類で、その内4種類が出現率の低い『シークレット』品となっています。当該の販売スタッフは、物販を担当する立場を利用して、不正な方法でオリジナル缶バッジを購入し、『シークレット』品を入手していました。そのため、オリジナル缶バッジの販売において、販売方法を変更する前となる2月1日から2月8日までの期間、『シークレット』品が適正な割合で入っていなかった可能性があります」と説明。同従業員は否認しているとのことだが、同社は「業務妨害として警察に被害届を提出して実態を明らかにしていくとともに、当該の販売スタッフと派遣会社に対して損害賠償を求めていく考えです。また、ほかの販売スタッフについても本件への関与について事実確認を進めています。関与が認められた場合は、厳正に対処する方針です」とした。