来月15日に公開される映画「Bの戦場」(並木道子監督)に主演する、お笑いコンビ、ガンバレルーヤのよしこ(28)を取材した。昨年11月に下垂体腺腫という難しい名前の病気で手術をして心配していたが「直径3センチのキン○マを取りました」と笑顔を見せてくれた。

昨年後半に日本テレビ系「世界の果てまでイッテQ」などでの活躍で売れっ子になったガンバレルーヤだが、撮影の行われた昨年3月当時は、まだそれほどではなかった。よしこは“絶世のブス”のウエディングコーディネーターを演じているが、これが思いの外というか、すごくいい。女芸人を使ったお手軽コメディーかと思いきや、笑えて、そして泣ける。

並木道子監督は、有村架純(26)が主演した、フジテレビの16年1月期の「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」の演出も手掛けているだけに、真っ正面からラブストーリーを描いている。有村姉妹の姉、有村藍里は「B-」でよしこの同僚を演じている。「有村架純ちゃん主演の月9を撮った監督の映画で、有村藍里ちゃんと共演しているんだから」と、よしこは女優として変な自信を持っている。

今後の芸能活動で、女優業に色気を見せるよしこに太鼓判を押しておいた。「大女優泉ピン子さんだってスタートは漫談。33歳の安藤サクラが朝ドラに主演している。5年後に、女優よしこが朝ドラの主演していても何の不思議もない」と。そんな期待を抱かせる女優ぶりだ。【小谷野俊哉】