脚本家の倉本聰氏(84)が手掛けるテレビ朝日開局60周年記念ドラマ「やすらぎの刻~道」(4月8日スタート、月~金曜午後0時半)の会見が13日、都内で行われ、倉本氏、石坂浩二(77)らキャスト21人が出席した。

がん闘病のためヒロイン役を降板した八千草薫(88)について、倉本氏は「今朝も電話がかかってきて、今日は行けなくて申し訳ない、皆さんにくれぐれもよろしくお伝えください、ということでした。悪い状態が出ているということではなく『これだったらもう少しできたのに』と言うくらいの状態です。どうか皆さんもそっとしておいてあげてください」と話した。

代役を務める風吹ジュン(66)は「今年は70代を念頭に、高い山に登る計画を立てておりましたが、それよりも大きな山を登ることになりました。八千草さんに楽しんでいただけるように演じたい」と、意気込みを語った。

同作は、17年放送の「やすらぎの郷」の主人公、石坂演じる菊村栄が執筆するシナリオ「道」が映像化されていく、という物語。テレビ人だけが入居できる老人ホーム「やすらぎの郷」のその後も描かれる構成になっている。八千草は劇中劇のヒロインの晩年役は降板したが、「-郷」部分には出演、すでに5シーンの撮影を行った。

ほかに清野菜名、橋爪功、風間俊介、浅丘ルリ子、加賀まりこ、藤竜也、ミッキー・カーチス、いしだあゆみ、大空真弓、丘みつ子、笹野高史、ジェリー藤尾、松原智恵子、水野久美、山本圭、上條恒彦、名高達男、草刈民代、板谷由夏が出席。