女優羽田美智子(50)が11日、東京・浅草のまるごとにっぽんで、実家の屋号を継承したオンラインセレクトショップ「羽田甚商店」のグランドオープンイベントを行い、離婚について初めて言及した。

羽田は水中カメラマン広部俊明氏と17年に離婚。イベントで来場者を前に「昨年9月に50歳の誕生日を迎えまして、前年には離婚ということを経験しまして、独り身の女性が50歳からどうやって生きていこうと思った時に、新しく自分がいきいきと輝けることを始めたいと思ったのが(開店の)きっかけ」と話した。「何事も始めるのは簡単ですけど、やめるのは大変。ブラックジョークですけど離婚の時にそう思いました」と、笑顔でネタにする余裕も見せた。

2年が経過したこともあり、羽田は心の整理はついている様子。その後も笑顔で「形にはまった幸せを望んでいた時期もあったんだなと思った。今度は自分自身のオリジナルな幸せを目指して生きていこう、と思ったらラクになりました。前はパートナーがいないと寂しいんじゃないかとか、既成の概念にはまっていた。40代最後にそれが自分の中で壊れた時に、何もなくなってしまったと思ったんですが、気がつけば仲間もいて、親友もいた。協力してくれる人も現れた。これが私の幸せなのかな」と、前向きに振り返った。

羽田と広部氏は01年に仕事を通じて知り合い、しばらく友人関係が続いていたが、その後交際。約2年の交際を実らせて11年5月5日に結婚した。結婚後も同居はせず、羽田は東京、広部氏は沖縄で生活する「遠距離婚」だった。

羽田甚商店は2015年、羽田の両親の代で1度は閉店。羽田の2人の兄は高校教師と会社員で後継ぎ不在だったが、羽田がこのたび6代目としてショップを再開した。11日から14日までの4日間は期間限定で、実店舗イベント「羽田甚マルシェ」をまるごとにっぽんで開催する。

羽田は「人生100年時代。第2の人生は始まったばかり。令和の時代は二足のわらじで走る時代にしたい。明日はドラマの撮影が終わったら来ます」と、単身で看板おかみになる覚悟だ。「私は子供がいませんので、誰でもいいから継いでもらえるような形で」と、後継者も“募集”した。

現在はテレビ朝日でドラマにも出演中。「特捜9の現場にも差し入れのケータリングをしました」とアピールした。