米俳優アシュトン・カッチャー(41)が、連続殺人事件の容疑者マイケル・ガルギウロ(43)の裁判で証言し、注目を浴びている。

米ピープル誌電子版が報じた検察の発表によると、カッチャーは2001年2月、当時22歳だった女性とデートに出かける予定だったが、ガルギウロがハリウッドにある女性宅に忍び込み、47回にわたりメッタ刺しにした上、死に至らしめた疑いが持たれているという。

同サイトによると、カッチャーは裁判で、女性が殺された夜、彼女の家を訪れ、ドアをノックしたが返事がなかったと証言。さらに、明かりのついた窓から家の中をのぞくと、誰もいない様子だったので、「彼女は友人と出かけていると思った」と証言したという。

カッチャーは事件の翌日、警察の事情聴取を受けたが、「自分の指紋がドアに付いたので、気が動転した。警官に事情を説明した」と語ったという。

当時24歳だったガルギウロ容疑者は周辺に住む若い女性たちをストーカーし、刺し殺すという行為を繰り返していた連続殺人容疑者で、100人以上が証言台に立つ予定となっている。容疑者はこの事件の他、2人の女性を刺し殺した容疑があり、検察は死刑を求めている。(ニューヨーク=鹿目直子)