俳優中村梅雀(63)が、3日放送のフジテレビ系連続ドラマ「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」(月曜午後9時)にゲスト出演する。フジテレビの看板枠“月9”ドラマ初出演となる。

梅雀が演じるのは、スキャンダルから身を隠すために甘春総合病院に極秘入院する大物政治家の安野将司。「時代劇以外の大物政治家役は、やっていそうで実は今まで実現していなかったので、お話をいただいてうれしかったです」。月9初出演には「今までスケジュールの都合などでおいしいお話を逃したりして、悔しい思いをしてきましたが、やっと出られますね」と笑っている。

主演の窪田正孝(30)とは、12年のNHK大河ドラマ「平清盛」で共演している。梅雀は「自然体でいながら集中力と存在感を感じさせるリアリティーがあると思います。若手の中でも注目すべき役者さんだと思います」と話している。

第9話では、唯織(窪田)は、病院内で意識を失って倒れ、エスカレーターから転落した杏(本田翼)に駆け寄る。杏は、エスカレーターを転がり落ちた際に頭部を強打していた。

同じ頃、甘春総合病院に、大物政治家の安野将司(中村)が極秘入院することになった。辻村(鈴木伸之)の父親で、麗洋医科大学病院教授の辻村丈介(名高達男)が、鏑木(浅野和之)に依頼したのだ。安野は、政治資金に関するスキャンダルから逃れるために、一週間ほど身を隠したいのだという。丈介は、辻村を安野の主治医にするよう、鏑木に頼んだ。

ところがその直後、安野が甘春総合病院の裏口で、ゴルフスイングのまね事をしている写真が週刊誌に掲載されてしまう。記事には「偽装入院」などという文字も踊っていた。押し掛けてきたマスコミに、出勤早々囲まれてしまう裕乃(広瀬アリス)や小野寺(遠藤憲一)、たまき(山口紗弥加)らラジエーションハウスの面々。一方、記事に激怒した安野は、何かしらの入院理由をつけてすぐにでも発表するよう、鏑木と辻村に命じる。