シンガー・ソングライターで音楽プロデューサーの崎谷健次郎(56)が、自身に27年間にわたってストーカーおよび名誉毀損行為を繰り返してきた容疑者が逮捕されたことを報告するとともに、同容疑者がネット上に書き込んでいた内容について「全く根拠のかけらもないでたらめ」とした。

崎谷は17日、公式ホームページを更新し、「27年間、崎谷にストーカーを続けてきた容疑者が、6月12日 ストーカー規制法違反と名誉毀損で警視庁に逮捕されました」と報告。「容疑者は1992年からストーカーを開始し、2019年春から僕や僕の周りの人間に対して妄想で中傷するブログを始め、ネットによるストーカーと名誉棄損を繰り返していました」という。

容疑者は主にブログで、崎谷の元妻で作詞家の有木林子氏と、所属事務所社長で現妻の鶴崎江理子氏らが共謀して崎谷をドメスティック・バイオレンスにより支配している、などと主張していたといい、崎谷は「これらが全く根拠のかけらもないでたらめであるということを申し上げます」とキッパリと否定。また、国籍に関する書き込みについてもあわせて否定し、「崎谷健次郎、吉國一己共に両親は日本人です」とした。

容疑者とは面識があるが、1991年にレコーディングで訪れた米ニューヨークで、当時留学中だった有木氏の大学の知り合いと紹介され、3人で会話をしただけで、交際はしていないとのこと。「容疑者が日本に帰って来てから、初めて僕が歌手であることを知り、1991年にリリースしたアルバムの曲を聴いてその中の曲が自分へのメッセージだと勝手に受け取って、僕が容疑者に好意を持っていると勝手に思い込みからストーカーが始まりました」と経緯を説明した。

崎谷は「容疑者には27年分の崎谷と関係者スタッフの苦しみを理解して今後はストーカーを止めるよう切に願います。ネットでも現実でも今後もし容疑者がストーカーを繰り返すならば、その都度、刑事告訴する所存です」とし、「この件で僕の音楽が被害を受けるようなことは許されませんし、ファンの皆様にはこれからも音楽を届けたいと思っています。皆さんの支援にお応えすべくRealism~Anthology~tourはこのまま続けてまいります。応援をこれからもお願い申し上げます」と呼びかけた。

崎谷は1987年に歌手デビュー。同年リリースされたヒットしたシングル「もう一度夜を止めて」や、音楽プロデューサーとして高橋真梨子や斉藤由貴、柴咲コウら、数多くの歌手への楽曲提供でも知られる。