観月ありさ、DA PUMPらが所属する大手芸能プロ「ライジングプロダクション」がお笑い事務所「ライジング・アップ」を設立し、第1弾所属芸人となるお笑いコンビ、マッハスピード豪速球が27日、都内で行われた会見に出席した。

今年1月開催の「ビートたけし杯 漫才日本一」優勝の経歴を持つコンビ。オフィス北野に所属していたが、ビートたけしの独立騒動を期に18年5月をもって退所。フリー期間を経て、このほど所属が決定した。

ツッコミのガン太(35)は「どうも、スリムクラブです」と、この日無期限謹慎処分を受けた同コンビの名を挙げてひとボケ。1年間フリーとして活動していたが、知人から声を掛けられ、所属を即決したという。「1から作ろうというところに入るって、渋くないですか!? 格好いいと思いました」と決意を語った。

フリーでよかったことを聞かれると、ボケの坂巻裕哉(36)は「フリーは闇営業がないですから。(自分で受けるので)全て闇じゃない」と世間を賑わす闇営業について絡めてコメント。ガン太は「フリーは闇と反社を見極める術がない。最近厳しいじゃないですか。これを見ていると、事務所は必要」としみじみと語った。

司会者から闇営業の経験について突っ込まれると、ガン太は、コワモテを前にキャバクラ風店舗でネタを披露した経験を明かした。「あの人は今刑務所にいるはずですけど」とボケたが、聞き入る周囲の反応に「ちゃんと事務所通しての仕事だったので!」と“白”を主張していた。

離婚騒動渦中のたけしにも事務所所属を報告したという。坂巻は「第一声、『闇営業に気を付けろ』と言われました」。ガン太は「(離婚騒動で)機嫌が悪いと思っていたけど、そんなことはなく『よかったじゃねえか』って言ってもらえました」とやりとりを明かした。その際、たけしに「付けるだけで2億円が手に入る」という触れ込みのブレスレットをプレゼントしたといい、「『おいら何百億だからな、2億じゃ足りないぜ』って。温かい人でした」と振り返り笑った。

今後の目標について、坂巻は「事務所とともに有名になっていけたら」。ガン太は「将来お嫁さんに何百億払える人間になりたい。稼ぎまくって『あの頃のたけしじゃねえか』って突っ込んでもらえるようになりたい」と意気込んだ。