ジャニーズの若手タレントが多数出演する舞台「ドリームボーイズ」(9月3日初日、東京・帝国劇場)の製作発表会見が5日、都内で行われ、昨年末で芸能活動を引退したプロデューサー滝沢秀明氏(37)が日刊スポーツなどの取材に応じた。くも膜下出血で入院中のジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長(87)不在の間、「ジャニーズイズムを守る」と誓った。

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滝沢氏は、同作の作・構成・演出を手がけるジャニー氏への絶対の信頼を口にした。「舞台の基礎はもう出来上がっていますので、僕らはジャニーさんのプランを信じて、進めていく。進めないと、ジャニーさんに怒られちゃうので」とほほえんだ。「常にジャニーさんがいると考えています。自分の役割はサポートすること」とも強調する。ブレない基盤があるからこそ、ジャニー氏の入院を受けても冷静さを保っている。やるべきことは明確だ。

「“ジャニーズイズム”というものは常にある。自分自身どこまでできるか分かりませんが、ジャニーズ事務所が好きで、ジャニーさんを尊敬して引退した部分もあるので、それは絶対にみんなで守らなければならないと思っています」

先月18日、ジャニー氏入院の一報を、会社で仕事中に聞いたという。以降、時間が空けば、何度もお見舞いに行った。「頑張っている姿を見ています。いつも奇跡を起こす人なんで、今は信じています」。舞台のキャストたちも、次々とお見舞いに行ったという。

「知らせを受けた時は動揺したメンバーもいるかもしれませんが、ジャニーさんと会って、みんな安心している状況。どんな状況になっても、ジャニーさんに与えてもらった役割を進めて、仕事をストップさせちゃならない、という気持ちで全員が一致しています」

会見には、主役を務めるKing&Princeの岸優太(23)や神宮寺勇太(21)が出席。岸は「全力でステージに立つことがジャニーさんの回復につながると信じているので、堂々と胸を張ってパフォーマンスすることが役目だと思います」とキッパリ。神宮寺も「ジャニーさんに見に来ていただいても恥ずかしくないように、精いっぱい頑張って作り上げたい」と誓った。滝沢氏やキャストが一丸となり、ジャニー氏の教えを守り抜く。【横山慧】