吉本興業所属のサバンナ高橋茂雄(43)が23日、火曜レギュラーを務めるフジテレビ系「直撃LIVEグッディ!」に出演し、22日の同社・岡本昭彦社長(52)の会見について「Qに対するAが成立していない」と批判した。

高橋は安藤優子キャスターらからコメントを求められ「宮迫さんと亮さんの会見を見たときに、本当に胸がつまるというか、ほんまにおふたりの気持ちがメチャメチャ伝わってきて、胸がつまって見てられへんような気持ちになったんですけど。昨日の会見は全く別の意味で見てられへんような気持ちになりましたよね」と皮肉を込めた。

続けて「途中から(岡本社長が)ホンマに何をおっしゃっているのかさえ、よく分からないというか、Qに対するAが全然成立してなかったですし、もはや無理問答をやっているかのような感じにも見えましたし。昨日の会見途中で僕も見なくなって、仕事あったんで。後でネットとかで見ても、どの時系列でしゃべってるか分からへんような、ずっと同じこと繰り返してはったような気がしますね。昨日の会見見て、『これで吉本大丈夫やな』と思った芸人は1人もおらへんと思いますけどね」と不満を示した。

岡本社長との普段の接点については「僕でさえ、直接的にお仕事するってことはないんですよ。だから、ほとんどの若手芸人は直接肌として触れたことないヤツの方が多いと思います。で、やっぱり厳しい人なんやろな、という空気感は思いますけど。直接僕らが何か、『この仕事、おまえこうやれ!』と言われたことは僕は1度もない」と説明。「僕らに『この人が親や』、という肌感はあまりない」と距離感を示した。

高橋は日本テレビ系「スッキリ」で、取締役一新がない場合に吉本退社の意向を示した加藤浩次(50)にも言及。「『スッキリ』見てたらホンマに加藤さんも覚悟あるな、という感じでしたけどね。たぶん加藤さん自身も、自分の身近な吉本の人たちと、絶対仕事したいと思っておられるでしょうし、芸人達とやりたい、という気持ちはもちろんあると思うので、その加藤さんが辞めてでもいいぐらい、今回のことはことが大きいと思っていると思う」と同情し、加藤に追随する芸人が出るか、との問いには「経営陣が変わる変わらないと言うか、今のままではアカンから、吉本の今の体質の変わって欲しいところを、変わってくれるというのが芸人の願いやと思う。こうなったら僕も辞めます、という人は出てきてもおかしくない」と示唆した。

一方で「僕らは小さい頃から吉本のお笑い番組見ていて、芸人さんに憧れて入ってきていて、先輩にお世話になってメシ食わせてもらったりしてたんで、吉本に対する愛着はやっぱりあります」とフォローも見せ「吉本が宮迫さんの契約解除した理由がいまいち明確でない。写真を撮ったことがアウトでコンプライアンス違反とされているのか、今までの経緯なのか。写真撮るのがアウトだったら、加藤さんおっしゃっているみたいに、みんな分からない」と現状への不安を吐露した。