俳優の菅田将暉(26)舘ひろし(69)が26日、都内で、映画「アルキメデスの大戦」(山崎貴監督)の初日舞台あいさつに登壇した。

舘は「戦争映画なので、男の人が多いかなと思っていたら、女の子ばっかりで、これは菅田君の力だな、と思っています」とあいさつ。その後「男性の方いらっしゃいます?」と客席に呼びかけると「ひろし~」と野太いコール。舘は「あんまりうれしくないんですけど」と苦笑いし、菅田から「ハハハ、うれしいでしょ」と突っ込まれた。舘は「女の人ばっかり目についちゃって、オレの人間性のせいかな。よくいらしていただきました」と仕切り直してあいさつした。

菅田が演じるのは変わり者と評された、第2次大戦時の海軍主計少佐、櫂直。菅田が測りたいものを聞かれると「鼻フェチなんですよ。鼻が好きなんです。舘さん、鼻が完璧なんです」と舘を見つめると、舘は「よく言うよ~、やめて~」と顔を真っ赤にして照れ笑い。「横のRを…」と攻める菅田に対し、舘は「個人的に菅田くんの鼻が好き」と逆襲するも、顔は真っ赤なままだった。

変人にちなみ、自身の変と言われるところを聞かれた菅田は「よく論争になるのは、僕はごはんの時に牛乳が好きなんですよ。白ご飯と牛乳という組み合わせがこの世で一番好きなんですよ。僕は変だと思ってない。給食とかやっていたでしょ」。登壇者から疑問の声が上がる中、舘だけは「これは分かる。僕らの給食の時は脱脂粉乳でしたけど。英国のデザートにライスプディングってあるんですよ。それはごはんに甘く生クリームで作る。その感覚だと思う」とオシャレにサポート。菅田は「オレがやっていたのはライスプディングだったってことですね」とボケると、柄本佑(32)から「ちげえよ~」と突っ込まれた。

最後のあいさつで、舘は「この時代の映画というのがなかなかなくて、この時代、エリートたちがしたこの戦争は、この時代のエリートたちがした、すごい大失敗なんですね。なので、この映画を通じて学ぶものがいっぱいあると思う」。菅田は「この映画をやって、いろいろ言いたいこと思ったこと感じたことあるんですけど、一番は、どんな史実も歴史も、人間が作っているということでした。たくさんの人に見てもらって、戦争という背景であったり、日本という国のことであったり、いろんなものが受け継がれて、新しい僕らの時代を作っていくということがちゃんとなされることを願う日だなと、ここに立って思いました」とPRした。

浜辺美波(18)、山崎貴監督も登壇した。