三吉彩花(23)が16日、都内で、主演映画「ダンスウィズミー」(矢口史靖監督)の初日舞台あいさつに、共演のやしろ優(32)chay(28)三浦貴大(33)ムロツヨシ(43)宝田明(85)と出席した。

三吉は「いよいよ公開初日です。楽しんでくれましたか?」とあいさつ。観客から拍手を浴びると、ホッとした表情を浮かべた。

イベントでは、サプライズで矢口監督から三吉への手紙が読み上げられた。監督はオーディション時、自分だけが三吉を推薦していたエピソードを明かし「僕の目に狂いはなかった。よく頑張りました」と三吉をねぎらった。

これを聞いた三吉は「監督以外の方々は不安だったと撮影の途中で聞きました。そこで1回自信をなくしました」と告白。当時を振り返りながら「私が主演で大丈夫かなと自信をなくしたんですけど。でも監督から手紙をいただいて、今日も朝から劇場に足を運んでくださった方のコメントを見て、自信に少しずつ変わってきました」と涙を流した。ダンスや歌に吹き替えなしで挑んでおり「頑張りを見ていただいて、この夏笑っていただければ。あと3回くらいは見てほしいかな」と観客に呼び掛け笑いを誘った。

ムロも三吉と27テイクを重ねた過酷なシーンを振り返り「この経験で女優として楽しくやっていける。僕くらいの年齢になって楽しく笑えると思う」と激励。一方で三吉の撮影外のファッションについて「走るシーンでもないのに、スポーツブラに透明なシャツを着ている。全部見えてる。こんな格好で君は街中を歩いてきたのか!?」と暴露し、三吉を赤面させていた。

同作は妻夫木聡主演「ウォーターボーイズ」、綾瀬はるか主演「ハッピーフライト」などを手掛けた矢口監督による初のミュージカルコメディー。三吉演じる、音楽を聞くと体が勝手に踊りだしてしまう催眠術にかけられたOL・鈴木静香のドタバタ劇を描く。