TOKIO松岡昌宏(42)が、10月スタートのテレビ東京系ドラマ「死役所」(水曜深夜0時12分)に主演することが19日、分かった。同局のドラマ主演は初。既に日本テレビ、テレビ朝日、TBS、フジテレビ系の連続ドラマで主演経験があり、ドラマ主演で民放5局を制覇する。

同作は、「月刊コミック@バンチ」で連載中のあずみきし氏の漫画が原作。電子書籍含めて累計300万部を突破している人気作品で、初の映像化となる。松岡は、あの世にある「死役所」で働く職員、「シ村」を演じる。次々と現れる死者に張り付いたような笑顔で「お客様は仏様です」と慇懃(いんぎん)無礼に対応する、ミステリアスで闇の深い役どころ。壮絶な過去や、冷徹な表情も持つ、一風変わった主人公だ。

松岡は日本テレビ系「サイコメトラーEIJI」で超能力者、TBS系「夜王~YAOH~」で人気ホストなど、主演ドラマでさまざまな役を演じてきた。近年はテレビ朝日系「家政夫のミタゾノ」で個性的な男性家政婦を女装して好演し、話題になっている。

今作の役について、「亡くなった方特有というのか、血が通っていないという部分が非常にミステリアス。今までは意外と血が通った熱血漢な役が多かったので、ある種新しい境地ではあるのかなと思っています」と話した。軸となるせりふ「お客様は仏様です」を相当練習したといい、「仏の目で、優しい気持ちでご覧ください」とアピールした。