女優深田恭子(36)主演のフジテレビ系連続ドラマ「ルパンの娘」(木曜午後10時)の29日放送の第8話の視聴率が5・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と30日、分かった。前回の6・7%より1ポイントのダウンだった。

初回から8・4、7・4、8・2、5・8、6・0、5・4、6・7%だった。

代々泥棒一家の娘と代々警察一家の息子との決して許されない恋愛を描くラブコメディー。深田が演じるのは、泥棒一家「Lの一族」の娘で、盗みの才能を持つものの家業を継ぐことを拒み、図書館司書として働く三雲華。瀬戸康史(31)演じる華の恋人・桜庭和馬は、泥棒逮捕を専門とする警視庁捜査三課の刑事だった。原作は横関大氏の同名小説。

第8話で、華(深田)の家族が“Lの一族”だということが警察に知られてしまう。指名手配された華たち家族は落ち合う場所を決めて逃げていた。一方、華と交際していた和馬(瀬戸)は針のむしろ状態。父の典和(信太昌之)から“Lの一族”とは知らずに交際していたことを証明しろと言われてしまった。

警察の捜査をかいくぐり、華たちは集合場所へ。そこで、父の尊(渡部篤郎)は華、母の悦子(小沢真珠)、長男の渉(栗原類)、祖母のマツ(どんぐり)にそれぞれ1万円と偽造免許証を渡し、新しい戸籍で生きるよう告げ、何十年先になるかわからないが必ず迎えに行くと三雲家の解散を宣言する。一方、和馬や巻栄一(加藤諒)たち捜査三課は、三雲家が身を隠しそうな都内の宿泊施設をしらみつぶしに調べていた。

華は漫画喫茶に隠れていたが、尊からもらったなけなしの金を奪われてしまい出て行くことになる。華と入れ違いに、和馬が聞き込みに来たが2人が会うことはなかった。

途方に暮れた華は、満足に食事も出来ずに街をさまよううちに倒れてしまった。華は場末のスナックのソファで目を覚ます。声をかけたのは店のママ、薄井佐知。華を救った佐知は食事を与え、事情も聞かずに店で働かないかと雇ってくれた。和馬はなぜ警察の上層部が執拗(しつよう)に“Lの一族”を追うのかを元警視総監の孫、橋元エミリ(岸井ゆきの)に尋ねた。