女優三吉彩花(23)がホラー映画「犬鳴村」(清水崇監督、2020年2月7日公開)で主演することが2日、分かった。

三吉は現在公開中の映画「ダンスウィズミー」で主演。コミカルなダンス女子を演じているが、「犬鳴村」ではわけありの臨床心理士、森田奏を演じ、大切な人たちを守るために犬鳴村の呪いと恐怖に対峙(たいじ)する。「こんなにリアルなホラー映画というのは初めてやったのですが、清水監督とディスカッションしながらの濃い1カ月間の撮影となりました」と振り返った。

また、「ホラーというと怖いイメージをもたれますが、その中でも人間の心の奥にある憎しみや悲しみ、狂気といったものがとてもリアルに重くのしかかってきます。見てくださるみなさまの心が動く作品になっているのではないかと思いますので、映画館でたくさん怖がっていただきながらも、物語のストーリーを楽しんでいただけたらと思います」とアピールした。

同作は、実在する心霊スポットを舞台にしている。福岡のホラースポット旧犬鳴トンネル近くには、日本政府の法治が及ばない恐ろしい集落「犬鳴村」があり、そこに立ち入ったものは生きては戻れないという都市伝説がある。だが、実際の犬鳴村はダム建設により、日本地図上からはその存在が消えている。

ある日、奏のまわりで妙な出来事が起こり始める。それらの共通点は心霊スポット「犬鳴トンネル」だった。全ての真相を突き止めるために犬鳴トンネルに向かう。だがその先には、決して踏み込んではいけない驚愕(きょうがく)の真相が…。

メガホンを取るのは世界が認めたJホラーの第一人者の清水監督。「踊らず、笑顔もない、新しいホラークイーンをご覧ください」とコメントした。