俳優吉沢亮主演の2021年NHK大河ドラマ「青天を衝け」が9日、都内の同局で発表された。幕末から明治の激動の時代を生き、新1万円札の顔としても注目される実業家渋沢栄一の生涯を描く。

大河60作目となる歴史の中で、財界人が主役となるのは初めてという。菓子浩チーフ・プロデューサーは「1年半前からあらゆる時代の企画を検討する中で、渋沢栄一も候補のひとつだった。お札の発表が後押しになった」と話した。

約500もの企業を育て、日本資本主義の父と称される渋沢について「農民から幕臣となり、民間から日本の発展に寄与した。パワフルでチャーミングな渋沢栄一を通し、わくわくする大河をお届けしたい」と抱負を語った。