女優広瀬すず(21)が、ヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「なつぞら」(月~土曜午前8時)の24日に放送された第152回の平均視聴率が21・7%(関東地区)だったことが25日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は第139回の23・8%。

同ドラマは、戦争で両親を亡くし、父の戦友の養女として引き取られたヒロイン奥原なつ(広瀬すず)が、北海道を舞台に、亡き父の戦友の柴田剛男(藤木直人)と妻富士子(松嶋菜々子)、柴田夫妻の父泰樹(草刈正雄)に育てられ、豊かな想像力と開拓者精神を生かし、アニメーターを目指す姿を描く。脚本家の大森寿美男氏のオリジナル作品。元AKB48で女優の渡辺麻友、井浦新、染谷将太、伊原六花、小手伸也らが朝ドラ初出演。ほかに貫地谷しほり、中川大志、麒麟の川島明、木下ほうか、角野卓造が出演する。また、語り(ナレーション)をなつの父親という設定で内村光良が担当する。

あらすじは、「大草原の少女ソラ」のレイが夢を語るシーンを見ていた泰樹(草刈正雄)は涙を浮かべ物思いにふけっていた。翌日、久しぶりに雪月に向かった泰樹はとよ(高畑淳子)と、この土地で開拓していた頃に見た朝日について語らい合った。梅雨に入る頃、マコプロでは大詰めを迎えていたが、放送日ギリギリに完成することが当たり前になっていた。プロデューサーからのクレーム電話を麻子(貫地谷しほり)が受けていたが「いいものを作ろうとプライドだけで仕事している」と話しプロデューサーを納得させた。また仲間のドジで原画をダメにしてしまうこともあったが、マコプロのみんなが協力して「大草原の少女ソラ」の最終回に向かっていった、という内容だった。