俳優ディーン・フジオカ(39)主演のフジテレビ系連続ドラマ「シャーロック」(月曜午後9時)の第1話が7日に、放送される。

アーサー・コナン・ドイルの「シャーロック・ホームズ」シリーズが原作。ディーンは犯罪捜査専門のコンサルタント誉獅子雄役。バディを組む精神科医・若宮潤一を岩田剛典(30)、警視長捜査一課の警部・江藤礼二を佐々木蔵之介(51)が演じる。フジオカは「古典名作ミステリーの元祖を、令和元年の東京に置き換えて描きます。謎解きの爽快感、令和元年の東京の人間模様に注目していただけたら」。「モンテクリスト伯」「レ・ミゼラブル」に次ぐ古典名作の連ドラ主演に「なぜ古典の名作をリメークしなくちゃいけないのか。毎回、逃げずに向き合っているテーマです」と話している。

第1話では、都内にある病院の中庭で、この病院に勤務する消化器内科医、赤羽栄光(中尾明慶)が遺体となって発見された。捜査一課の警部・江藤(佐々木)は、何者かによって屋上から突き落とされたのではないかと病院関係者へ事情聴取するが、患者からの信頼も厚く、異性関係のトラブルとも皆無だった赤羽が殺されるはずなどないと口をそろえる。

その様子を静かに聞いていたのは犯罪捜査専門コンサルタントの獅子雄(フジオカ)である。公にはしていないが、江藤は、ずばぬけた観察眼と天才的な思考回路を持ち合わせる獅子雄の力を時折借りながら事件捜査に当たっている。彼らの証言に潜む虚偽を瞬時に見抜き、必要な情報と不要な情報を整理していく獅子雄。

そんな中、事情調査中にもかかわらずその場を静かに立ち去った1人の男がいた。この病院に勤務する精神科医の若宮潤一(岩田剛典)だ。その様子を見逃さなかった獅子雄は、彼が何か真実を握っているのではないかと察知し、重要参考人として調査を開始する。