A.B.C-Z主演の映画「オレたち応援屋!!」(竹本聡志監督)が2020年に公開されることが26日、分かった。東京・日生劇場で上演中の主演舞台「ジャニーズ伝説2019」のカーテンコールで発表された。グループ全員での映画主演は初めて。

同作は、メンバーが主演した「ABC座2016 株式会社応援屋!!~OH&YEAH!!~」が原案。依頼人への応援を仕事にする「応援屋」の活躍を描くコメディーとして、16年に上演された。

この日の上演後、拍手が鳴りやまぬ中、メンバーは幕の掛かった大きなパネルをともなってステージに再登場した。観客の期待が膨らむ中、橋本良亮(26)と五関晃一(34)が勢いよく幕を引き取り、映画の公開決定を発表すると、1300人の観客から一斉に大歓声が上がった。

河合郁人(32)は「舞台がリニューアルして、映画化されることが決定しました!」。塚田僚一(32)は「やったー!やったー!」と両手を上げて大喜びした。

映画は、舞台版から設定やキャラクターを一新する。離島を舞台に、応援屋が島の祭りを復活させるべく奮闘する姿を描く。脚本はドラマ「おっさんずラブ」の徳尾浩司氏が担当する。

戸塚祥太(32)は「僕たちは普段応援される側なので、ファンの皆さんに応援を返したいと思っていた」と映画化に感無量の表情だった。河合と五関は、映画初出演で初主演。五関は「舞台と違って、たくさんの人に届けられるのはうれしい」と笑顔を見せた。河合は「年を取ってもしっかり残っているような、『ジャニーズ伝説』のような作品にしていけるよう全力で頑張りたい」と意気込んだ。

橋本は、ラグビーワールドカップ(W杯)での日本代表の活躍を引き合いに「サポーターの力があったからこそ」と応援の力を実感していた。公開される2020年には東京五輪・パラリンピックが開催される。「映画を通して盛り上げていきたい」と話した。