米歌手テイラー・スウィフト(29)が、昨年11月まで所属していたレコード会社「ビックマシン・レコード」から過去の楽曲の使用を禁止され、今月24日に開催されるアメリカン・ミュージック・アワード(AMAs)で自身のヒット曲を披露できない可能性が浮上している。

ことの発端はスウィフトとの確執が取りざたされる敏腕マネジャーとして知られるスクーター・ブラウン氏がビックマシン・レコードを今年6月に買収したことで、スウィフトの楽曲の原盤権は同社にあると主張して過去の楽曲をテレビで披露しないよう求められていること。

自身の楽曲の権利を奪われたスウィフトはSNSで助けを求めており、多くの歌手仲間から応援メッセージが届いている中、来年の米大統領選の民主党最有力候補の呼び声が高いエリザベス・ウォーレン上院議員もツイッターで「私には(解決する)プランがある」と書き込み、スウィフトに援護射撃を送っている。

スウィフトは今夏のインタビューで、ビックマシーン・レコードとの契約が満了する来年11月以降にこれまで発表した全てのアルバムを再レコーディングしてマスター音源を取り返すつもりだと語っているが、当面イベントへの出席は微妙な状況だと言われている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)