俳優成田凌(26)が2日、東京・丸の内の外国特派員協会で、主演映画「カツベン!」(周防正行監督、13日公開)の会見を行った。

無声映画時代に活躍した活動弁士を描いた作品。成田は7カ月間、毎日3時間の特訓をへて、活動弁士を演じた。「なじみがないということに苦労しましたし、日本にしかないというのも知らなかった。活動弁士のすごいところは、脚本、ナレーターなどが凝縮されているところ。初めてお客さんの前でやった時は気持ちよかったです!」と振り返った。

成田は、外国人記者の前で活動弁士の口上を披露し、大きな拍手を受けた。

最近、映画館2時間の作品を見ることに慣れていない世代がついスマホを見てしまうことが話題になった。周防監督は「もしそうだとしたら挑戦しがいがある。肝に銘じて、集中力のない若者に向けて、見てろ! というような作品をこれからも作っていきます」と決意を語った。