先週、健康上の問題を理由にボストンでの3公演を中止したマドンナ(61)だが、公演チケットの売り上げが大幅に落ち込んでいるとのうわさが報じられている。

マドンナは、ドクターストップを理由に11月30日、12月1日、2日の3日間にわたり予定されていたボストン公演を中止。インスタグラムで、「予期せぬ事態になったことをお許しください。回復し、強くなって皆さんとツアーを続けるためにも、休養を取り、医師の命令に従わなくてはなりません」とのコメントを発表した。

米情報サイトRadarOnlineによると、マドンナは7日のフィラデルフィア公演で復帰予定となっているものの、公演チケットの売り上げは深刻なスランプ状態に陥っているという。

同サイトがチケットマスターのサイトで確認したところ、3500人収容の会場で1枚1500ドル(約16万5000円)のチケットが数枚、残っている他、最も安い132ドル(約14520円)のチケットもまだ、何百枚と売れ残っているようだ。

12月10日の公演はその倍以上のチケットが残っており、8日と11日の公演も、それぞれ数百枚単位で売れ残っているという。

過去40年間にわたりアリーナやスタジアムを中心に公演活動を行ってきたマドンナだが、「MadameX」ツアーでは、劇場などの小さな会場でのライブショーを実験的に展開している。

関係者は同サイトに、マドンナはファンがなぜ、自分の新しいショーを応援に来ないのか理解できないでいるとした上で、「マドンナはこの状況にとても驚いている。以前は数秒のうちに、スタジアムでの公演をソールドアウトにしていたのだから」と語ったという。(ニューヨーク=鹿目直子)