NHKの子供番組「おかあさんといっしょ」が菊池寛賞を受賞し、6日、都内で贈呈式が行われた。

1959年10月に放送が始まり、今年60周年を迎えた。選考顧問の池上彰氏は「『おかあさんといっしょ』は2世代、3世代にわたって、多くの子供たちと親を楽しませ、勇気づけてくれた」と選考理由を説明した。

贈呈式にはNHK制作局大石淳チーフプロデューサーとNHKエデュケーショナルこども幼児部古屋光昭統括部長が出席した。古屋統括部長は「今年で60周年を迎えた番組の後半の30年間に関わってきました。『おかあさんといっしょ』は“人生で3度出会う番組”と言われています。自分の時、子供の時、そして孫の時。番組は子育ての伴走者。おにいさん、おねえさんを始めとする歴代の出演者、先輩、そして後輩、いろいろな方たちにお力添えをいただいた」と話した。

ほかに作家浅田次郎氏、バレリーナの吉田都氏、「『証言録』海軍反省会」の出版にこぎつけた戸高一成氏とPHP研究所、ラグビー日本代表チームに贈られた。