生田斗真(35)が主演する日本テレビ系ドラマ「俺の話は長い」(土曜午後10時)の7日放送の第9話の平均視聴率が、7・2%(関東地区)だったことが9日、ビデオリサーチの調べで分かった。

第1話は8・4%で、第2話は9・0%、第3話は8・9%、第4話は8・4%、第5話は8・0%、第6話は7・7%、第7話は7・4%、第8話は9・1%だった。

生田は4年ぶりに連ドラ主演で、31歳独身、職なし、実家暮らし、でも屁理屈を言わせりゃ右に出るものなしのダメ男、岸辺満役。義兄の秋葉光司を安田顕、姉の秋葉綾子を小池栄子、めいの秋葉春海を清原果耶、母の岸辺房枝を原田美枝子が演じ、家族間でお茶の間大乱闘を繰り広げるホームコメディードラマ。「サザエさん方式」と呼ばれる30分×2本立てのストーリーとなっている。

第7話の前半、其の十五「トンカツと占い」。

春海が、高校進学をやめラジオパーソナリティーを目指すと言い出した。「リスナーの高校時代の話とか現役高校生の悩みにどうやって答えるんだよ?」と聞く満。「若い役者さんや芸人さんがゲストに来て昔のやんちゃエピソードを披露するとするよな?『高校を停学になりました』って話を聞いてるオマエが中卒だとエピソードがかすむんだよ。オマエの方がやんちゃじゃねぇかよって」。

春海は、ラジオパーソナリティーの最終学歴なんてみんな気にしてないと反発。そこで満が、実戦形式で春海の適性を確かめることにする。「もしオレの人生相談に答えることが出来たら高校に行かないことを全力で味方してやる」6年間仕事が見つからずに困っているという満の悩みに対し、パーソナリティーになりきって答えた春海だったが…

街で良く当たるとうわさの占い師に占ってもらうと「話す仕事が向いている」と言われ上機嫌になる。

後半は其の十六「ラーメンとフリーマーケット」。

光司は自分が不採用だった議員秘書の仕事が、満には向いてると思いつく。実際満は、イエスマンに囲まれている偉い人達相手に、発言をことごとく否定し、異論を唱える家庭教師のような仕事を思いついたことがあるらしい。そんな中、フリーマーケットに出店した房枝と綾子。やって来た檀野と、満の前で、さっそく議員秘書の話を進め出す。「余計なことすんなよ。もしオレのことを買ってくれるなら向こうから来てくれないと」と相変わらずの満に、「その屁理屈を披露してこいって言ってんだよ。それで気に入られるか嫌われるか試して来いっていってんの」と怒る綾子。バー「クラッチ」に寄った満は、「ずっと探してた答えがこれでいいのか」と悩む。実は店には明日香から満へのたった2文字の伝言が残されていた。もったいぶって伝えられた言葉は「やれ」。帰り道で占い師と目が合うと「やれ」。周りの人の働く姿をみて、働くということに真剣に向き合うようになる。