30日に放送された桐谷健太(39)東出昌大(31)がダブル主演するテレビ朝日系ドラマ「ケイジとケンジ 所轄と地検の24時」(木曜午後9時)の第3回の平均視聴率が10・3%だったことが31日、ビデオリサーチの調べで分かった。前回より、0・6ポイントアップした。

初回は12・0%、第2話は9・7%だった。

元教師の刑事と東大卒のエリート検事が、異色のタッグで事件解決に挑むバディドラマ。フジテレビ系「HERO」や「ガリレオ」シリーズ、NHK連続テレビ小説「まんぷく」を手掛けた脚本家、福田靖氏の完全オリジナル作品として放送されている。

第3話のゲストは薬丸翔、古畑星夏、池田成志。バーの店内で、男性オーナーの遺体が見つかった。現場に急行した横浜桜木署の刑事、仲井戸豪太(桐谷)と横浜地検みなと支部の検事、真島修平(東出)は、それぞれ初めての殺人事件現場に大張り切り。検事5年目にして初めて大事件にかかわれるチャンスを逃すまいと、修平は支部長の樫村武男(柳葉)に直訴し、この事件を担当することになる。捜査に貢献したくてうずうずしていた豪太も、神奈川県警捜査一課が主導する捜査に参加する。

捜査線上には、運送会社勤務の瀬川大介(薬丸)が浮かび上がる。捜査一課が任意で取り調べると、瀬川は事件当日バーに行ったことも被害者と口論になったこともあっさり認める。しかし犯行については否定し、凶器も発見することができない。

手詰まり状態に陥り、じれた捜査一課長の見城長一郎(池田)は、修平に逮捕の許可を求め詰め寄る。徹底的な取り調べで凶器の隠し場所を自白させると息巻くが、修平は起訴できる物証をそろえてから、と要求を拒否。刑事と検事の攻防戦が始まる。