俳優向井理(38)主演のフジテレビ系連続ドラマ「10の秘密」(火曜午後9時)の17日放送最終回の視聴率が8・1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが18日、分かった。前回の6・9%より1・2ポイント、アップした。

初回から8・9%、7・9%、6・7%、6・2%、5・4%、6・4%、6・0%、6・4%、6・9%だった。

白河圭太(向井)は14歳の娘・瞳(山田杏奈)と2人で暮らす建築確認検査員。9年前、弁護士で上昇志向の強い元妻・仙台由貴子(仲間由紀恵)が家を出て行って以来、シングルファーザーとして奮闘しながら娘と良好な関係を築いてきた。だが、その娘が誘拐されたことから事件が始まる。誘拐事件を仕掛けたのは、瞳の実の母親である由貴子だった。そして、その事件は10年前の火事にまでさかのぼる。

最終回で、乗っていた船が爆発して死んだと思われていた由貴子(仲間)の生存が確認された。由貴子が生きていることを知った圭太(向井)は、瞳(山田)のためにも、今度こそ決着をつけようと決意する。と同時に、“10年前の火事の夜”の出来事について、由貴子に確かめたいことが。奪われたパスポートを取り戻すために、必ず接触してくる、そう確信した圭太は、由貴子からの連絡を待つことにする。

10年前の火事で母親を亡くしているピアニストの伊達翼(松村北斗)は新聞記者の只見(長谷川朝晴)の手を借りようとする。10年前に愛人だった母親を死に追いやった帝東建設社長の長沼豊(佐野史郎)を糾弾しようとするが、あと1歩のところで攻めあぐねていた。その状況を聞いた宇都宮竜二(渡部篤郎)は、最後の切り札を手に、社長室のドアをたたく。

しばらくして、圭太の元には、警察の手が迫り八方ふさがりになった由貴子から連絡が入る。逮捕させるチャンスだと考えた圭太は、由貴子の逃亡に必要なパスポートを持って、指定された場所へと向かった。