NHK連続テレビ小説「エール」(月~土曜、午前8時)の28日に放送された第44回の平均視聴率が21・3%(関東地区)だったことが29日、ビデオリサーチの調べで分かった。

同作から土曜の内容は1週間を振り返る形となっている。最高視聴率は第37回の22・1%。

主演は窪田正孝、ヒロインに二階堂ふみ。物語は高校野球の「栄冠は君に輝く」や、阪神タイガース応援歌「六甲おろし」などで知られる数々の名曲を手掛けた作曲家古関裕而氏とその妻をモデルにした、音楽とともに生きた夫婦の物語。

主題歌「星影のエール」をGReeeeNが歌う。朝ドラ初の4K撮影で窪田&二階堂のタイトルバック映像にも、その美しい風景が使われている。

あらすじは、記念公演の最終選考に残った音(二階堂ふみ)と千鶴子(小南満佑子)。千鶴子は結婚している音に、音楽も、家庭も、友達も、恋愛にも手を伸ばして強欲だと告げる。選考では絶対に負けないと言い放つ。

一方、音の働くカフェで、希穂子(入山法子)に会おうと鉄男(中村蒼)がやって来たが、断られる。音は男女の機微を感じる。

鉄男は恋の歌である「福島行進曲」を作詞していた。裕一(窪田正孝)は「故郷の福島を忘れたことはない。福島と向き合いたい」と地方小唄として作曲したいと話した。歌うのは久志(山崎育三郎)ではなく、女性歌手になってしまったが、上京から2年、ついに裕一が作曲家デビューしてレコードが出ることになった。