新型コロナウイルス感染から回復した米俳優トム・ハンクス(63)が、自身の血漿(けっしょう)を提供したことをSNSで明かした。

3月に新作映画の撮影のために滞在していたオーストラリアで妻で女優のリタ・ウィルソンとともに感染したハンクスは、4月にも治療研究のために血漿(けっしょう)の提供をしている。血液パックに入った血漿2袋の写真や採血中の腕の写真を投稿し、「3度目の血漿」とコメントしている。

回復した患者の血漿に抗体が含まれていれば、血漿療法として患者に投与することもできるため、ウィルソンも血漿提供のために抗体検査を受ける様子をSNSに投稿していた。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)