米俳優トム・ハンクス(64)が、ディズニーが製作するアニメ映画「ピノキオ」(1940年)の実写版で操り人形ピノキオを作った玩具職人のおじいさんゼペット役の出演交渉を行っていることが明らかになった。映画「フォレスト・ガンプ/一期一会」(94年)や「キャスト・アウェイ」(00年)などで度々タッグを組んでいるロバート・ゼメキス監督がメガホンを取ることが決まっており、ハンクスの広報担当者はピープル誌に初期の交渉段階にあることを認めている。カルロ・コッローディ作の童話「ピノッキオの冒険」が原作の名作「ピノキオ」の実写化は、数年前から企画が進められていたが実現には至っていなかった。ハンクスは「パディントン」シリーズで知られるポール・キング監督が2018年頃から進めていた企画でもゼペット役で出演交渉が行われていたが、最終的に見送られていた。しかし、今回はゼメキス監督が共同執筆した脚本を読んだハンクスが自ら、同監督に出演したいと伝えたことから再び交渉に入ったと伝えられており、実現する可能性は高そうだ。

ディズニーは2017年に「美女と野獣」(91年)を実写化して大成功を収めるなど、近年は「ジャングル・ブック」(16年)や「アラジン」「ダンボ」「ライオン・キング」(19年)など名作アニメの実写版を相次いで製作している。(ロサンゼルス=千歳香奈子)