EXILE TETSUYA(39)が27日、監修したダンス映像教材「中学校の現代的なリズムのダンス授業~ダンスレクチャームービー~」(9月1日発売)の発表会を、YouTubeで行った。

12年度から中学校学習指導要領でダンスなどが必修化され、「現代的なリズムのダンス」が実施されている中、同教材は「文部科学省選定」に、アーティストによる教材としては初めて認定された。「現代的なリズムのダンス」の教育現場におけるダンス教育の現状や問題点などを早大大学院スポーツ科学研究科で研究し、18年3月に修士課程を修了しているTETSUYAは「ダンサー人生の中でもベストアルバムができた感じでうれしいです」と感慨深げに話した。

指導する教員の悩みを解消し、効果的な指導法や授業デザインを提案するものとして、「ランニングマン」や「クラブ」などステップの基本を「8時間分の授業」で学ぶことができ、教員用の「手引書」も付いている。映像内の授業では、EXILE佐藤大樹、GENERATIONS小森隼、中務裕太が参加。「教材なので、メンバーのみんなには黒髪にしてもらいました」。

さらに楽曲は、EXILE SHOKICHI、DOBERMAN INFINITYのP-CHO、SWAYらが制作。TETSUYAは「仲間のみんなと形にできてうれしかった。僕1人ではできなかったです」と笑顔を見せた。

今後に向けては「ダンスのレベルがどんどん上がって、将来的にはこの教材が必要でなくなるくらい、さらにレベルを上げたパート2を作ることが必要になる未来が来たら最高です。VRが使えるようになって自分が対面して教えられたりとか、発表の場がライブのステージでできたりしたら最高ですね」とさらなる夢をふくらませていた。

所属するLDH JAPANでは、昨年3月から長野県と包括連携協定を締結し、レクチャー教材のデモ版を、長野県内の中学校数校で実践していた。発表会では同県の阿部守一知事もメッセージを寄せ「今回の文科省選定は長野県としてもうれしいです。県と教育委員会と協力して、1人でも多くの生徒の学ぶツールになるようにしていきたいです」と話した。