女優石原さとみ(33)主演のフジテレビ系連続ドラマ「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」(木曜午後10時)の3日放送の第8話の視聴率が9・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが4日、分かった。

前週の9・3%と同じだった。

第1話から10・2%、9・8%、8・8%、10・6%、9・4%、9・7%、9・3%だった。

石原演じる萬津(よろづ)総合病院の病院薬剤師・葵みどりが、患者の“当たり前の毎日”を取り戻すために奮闘する姿を描いていく。「アンサング」とは「称賛されない」という意味。たとえ脚光を浴びなくても、縁の下の力持ちとして患者を支える病院薬剤師たちのヒューマンドラマ。

第8話で、みどり(石原)たちが“調剤の魔術師”とたたえる荒神寛治(でんでん)が、休暇を取ることに。手品を練習するためという販田聡子(真矢ミキ)に、みどりたちは納得出来ない。販田は荒神の仕事は自分が兼務すると言うが、薬剤部から1人を調剤薬局の研修に出すことになったとも伝える。みどりが名乗り出るが、刈谷奈緒子(桜井ユキ)は猛反対。だが、みどりの代わりに瀬野章吾(田中圭)が薬剤部に張り付き、救急センターへは必要な時に行くよう販田は手配していた。

みどりが研修するのは在宅医療に特化した、笹の葉薬局。みどりが笹の葉薬局を探していると小野塚綾(成田凌)に声をかけられる。小野塚も在宅医療を学ぶよう「ナカノドラッグ」の店長に指示されていた。笹の葉薬局代表の仁科敦夫(東根作寿英)はさまざまな患者の家を回りながら、みどりたちに仕事を説明。高齢者の患者が多いため、仁科たちは薬の管理の他に、食べ物や副作用のチェックなども行っていた。そんな時、末期がん患者の家へ行ったみどりたちを荒神が出迎える。患者は荒神の妻、泰子(大塚良重)だった。

一方、相原くるみ(西野七瀬)はアレルギー性鼻炎の増田航平(田中幸太朗)に服薬指導。くるみは服薬量が多いことが気になるが、増田は意に介さずに帰ってしまう。そんなやりとりを見ていた瀬野は、航平と一緒に来ていた息子の翔太(川原瑛都)が気にかかった。