ヘンリー王子(35)とメーガン妃(39)が、米大手動画配信サービスNetflixと映画やドキュメンタリー番組、子供向けのシリーズなどの制作について複数年契約を結んだと米ニューヨーク・タイムズ紙が報じた。

3月末に英王室を引退してアメリカに移住してから半年、夫妻はハリウッドで第2の人生を歩み始めることになった。

ヘンリー王子はすでに先週からNetflixが配信が始まったパラリンピックの歴史を紹介するドキュメンタリー番組「ライジング・フェニックス」に出演しており、今後はメーガン妃と共にエンターテインメント業界で本格的な活動の場を広げていくことになりそうだ。

Netflixは2018年に5000万ドルともうわさされる金額でオバマ前大統領夫妻と複数年の番組制作の契約を結んでおり、ヘンリー王子夫妻も契約金は明らかにされていないものの同様の規模になるものと見られている。メーガン妃は退任後のオバマ前大統領夫妻のキャリアを称賛しており、自分たちの王室引退後のキャリアモデルにしているとも言われていた。女優復帰するつもりはないと言われるメーガン妃は、人権問題など自身が得意とする分野の番組制作などを中心に活動していくと見られているが、関係者は場合によっては夫妻が実際にカメラの前に登場する可能性もあると語っている。

ヘンリー王子は著名司会者オプラ・ウィンフリーとタッグを組んでAppleTV+で今年後半に配信予定のメンタルヘルスに関するドキュメンタリー番組の制作にも携わっている他、メーガン妃もディズニーの動画配信サービスDisney+で配信された「エレファント」でナレーターを務めている。また、水面下で他にもNBCなどとも番組制作に向けた交渉を密に行っていると伝えられており、今後も新たなオファーが殺到する可能性もありそうだ。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)