歌手Wakanaが、女性カルテット「1966QUARTET」とタッグを組んで12月22日に東京・紀尾井ホールで開催するコンサート「Wakana Anime Classic 2020」の会見が10日、都内のフジテレビマルチシアター行われた。

「Wakana Anime Classic 2020」は、アニソンとクラシックの魅力を融合し、アニソンをクラシカルなアレンジで届ける「アニメクラシック(アニクラ)」コンサートだ。Wakanaは「私の新しいプロジェクト。自分にとって、生きてきた中で、たくさん見てきたアニメで、好きな曲がたくさんある。新しい形でお届けできたら」と、コンサートの意義を語った。そしてスタジオジブリの「天空の城ラピュタ」の主題歌「君をのせて」と、新海誠監督の「天気の子」の主題歌「愛にできることはまだあるかい」を生披露した。

Wakanaは「ジブリ作品が好きで全部、よく歌っていた。いろいろなアニメに興味を持って、人生を歩んできた。皆さんの心に思い出の去る作品もあるでしょう。昨年から、そのようなコンサートが出来ればと思っていた。実現できてうれしいです」とプロジェクトの経緯を語った。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた自粛期間中に、ファンからリクエストも募ったといい「ステイホーム中で、インスタグラムで歌って欲しい曲、聴きたい曲の地クエストを募った。大部分がジブリ、聞きたい曲が私と同じでうれしかった。実現したい」と笑みを浮かべた。

質疑応答で、Wakanaは「音源化したいです。聴きたいですよね。12月まで少し時間がある。こういう状況なので、どういうスタイルかも明確ではありませんが、皆さんが楽しめる形を取りたい」と、アニクラやコンサートの音源化にも意欲を見せた。

一方、1966QUARTETの松浦梨沙は、Wakanaについて「第一印象は、オタク。熱い印象でジブリとか語りかける…オタクなんだと」と笑った。その上で「(アレンジは)1音、1音、うるさいほど、ちゃんとしている。戦い」とWakanaの妥協のない音作りをたたえた。Wakanaが「ちゃんと伝わってうれしい。もっと熱くなる」と“音バトル”の激化を予告? すると、松浦は「覚悟しています」と笑った。