EXILEらが所属するLDHが27日、2021年に向けて「RISING SUN TO THE WORLD」をテーマにライブなどを展開していくことを発表した。今年は、6年に1度の祭典「LDH PERFECT YEAR 2020」を展開も、コロナ禍で168公演が中止に。これまで「日本を元気に」してきた同社アーティストが、一丸となってエンターテインメント復活ののろしを上げる。

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コロナ禍でエンタメ界が大きな打撃を受ける中、LDHが来年に向けての壮大なテーマを打ち出した。EXILE HIRO(51)は、日刊スポーツなどの取材に応じ「復活ののろしを上げるではないですが、それをファンの皆さんも待ち望んでいると思う」と話した。政府の方針や状況を見ながら、年明けのライブ開催に向けて準備を進めていることを明かした。

11年の東日本大震災の際に復興支援チャリティー曲として制作されたEXILEの「Rising Sun」は、「陽はまたのぼっていく」という歌詞など、東北をはじめ、被災した人々を元気にして、グループの代表曲にもなった。HIROは「『日本を元気に』というテーマを続けてきた。不安や鬱憤(うっぷん)を打破できるように、自分たちなりに世の中を元気にして、日本の元気から世界を元気にしよう」と意図も説明した。

EXILEのデビュー記念日でもあるこの日、TAKAHIRO(35)をはじめ、EXILEに憧れてアーティストになったJr.EXILE世代のTHE RAMPAGEら5組41人が集結した配信ライブ「EXILE TRAIN」を開催。来年20周年を迎えるEXILEの楽曲を歌い継ぎ、新テーマも発表した。

年明けの1月1日に、EXILE、三代目 J SOUL BROTHERS、Jr.EXILEそれぞれが「RISING SUN」をテーマにした楽曲を収録したシングルを発売予定。TAKAHIROは「ライブをやったらきっと1曲目にやるだろう燃える曲です」。AKIRA(39)は「EXILEとしても1番稼働する年になると思います」と話し、HIROも「20周年のEXILEもあらゆる仕掛けを用意していますし、三代目の10周年も盛り上げていきます。今までにないアプローチがたくさんあるので、メンバーも燃えてます」と力を込めた。