高畑充希(28)がミュージカル「ウェイトレス」(来年3月、東京・日生劇場)に主演することが30日、分かった。

16年にブロードウェーで初演され作曲のサラ・バレリスをはじめ、脚本、演出、振り付けを女性陣が手がけたことで話題となった。米国南部にある田舎町のウェートレス、ジェナを主人公に妊娠・出産・離婚・自立・養育という人生の岐路に向かう姿を笑いを交え描く。高畑はブロードウェーで観劇し「女性のパワーを感じられるストーリーはもちろん、楽曲がすばらしく、終演後、猛ダッシュでサントラCDを買いに行った」。すっかり作品のファンとなり「ロンドン、ニューヨークでおかわり観劇した」ほどで、満を持して4年ぶりにミュージカル主演する。

今年5、6月、帝劇でミュージカル「ミス・サイゴン」で戦争に翻弄(ほんろう)されるヒロインのキムに初挑戦する予定だったが、コロナ禍で公演が中止となった。今回はリベンジ舞台となり「こんな時代だけれど、こんな時代だからこそ、見た後にとっても元気になれるこの作品をお届けできる幸せをかみしめながら、頑張りたいと思います」と熱い思いで臨んでいく。共演者は後日発表される。