宝塚のトップスター出身の大地真央(64)と花總(はなふさ)まり(47)が初共演でダブル主演する舞台「おかしな二人」(8日初日、東京・日比谷シアタークリエ)の公開稽古が7日、行われた。65年初演のニール・サイモン作の戯曲の主人公2人を男性から女性に替えている。

先月19日に緩和された政府の新型コロナウイルス感染拡大防止のガイドラインに沿って、最前列の席を空け、感染対策を万全にして上演する。稽古を始めてから出演者たちは、これまでに3回のPCR検査を受けたという。

大地は「お客様がいる空間を共感できる。感謝の気持ちがより強くなります。明日、お客様が来ると思うとワクワクします。笑うことで免疫力が高まるので、笑いに来てください」。花總は「感染対策を万全にしたので、お客さんに楽しんで欲しい」と話した。

初共演に大地は「楽しくて、刺激的」。花總は「たくさん勉強させていただいた。どんどん笑いのタネが出てくる」と話した。

劇中では歌のシーンも出てくる。舞台上で歌うのは初体験となる南海キャンディーズ山崎静代は「今まで何とか歌わずに来たんですけど(笑い)。男性もいる中、一番の低音ボイスで歌います。多分、人間の耳には聞こえないと思います」と話した。

ほかにシルビア・グラブ、宮地雅子、平田敦子、渡辺大輔、芋洗坂係長が出席した。