初のオンライン開催となった「京都国際映画祭2020」のイベント「SDGs-1グランプリ」が17日、配信されて「R-1ぐらんぷり2011」王者の佐久間一行(43)が優勝した。

芸人たちが持続可能な開発目標(SDGs)の17の目標から項目を選んで、ネタに盛り込み、誰が最もうまくメッセージを伝えられたかを競った。

佐久間は項目6「安全な水とトイレを世界中に」と、同14「海の豊かさを守ろう」を選択。フリップを使って「普段からキュッと止めるくせがついている」「エコバッグを持っているくせがついている」といったネタを披露した。

視聴者投票で全投票数の24%を獲得して優勝。「めちゃくちゃびっくり。動揺してます」と喜んだ。副賞として、吉本興業のSDGsアンバサダーに就任した。芸歴24年で「芸人も持続してやっている。向いているんじゃないかと思います」と話した。

SDGsにちなんで、芸人として持続するコツには「自分のやりたいことをしっかり持っている。劇場に出て、仕事の主軸になっていて、それでやるんだっていう太い幹があるイメージ」と語った。

同大会は今年で4回目。審査員は西川きよし(74)が務めた。

また、「SDGsリポートコンテスト」も生配信された。「身の回りでSDGsに取り組んでいること」をテーマに、リポート動画を募集し、その中からグランプリ作品を決定。応募総数83作品に、きよしは「こんなにたくさん応募していただけるとは夢にも思いませんでした」と喜んだ。