星野源(39)が22日、都内のニッショーホールで行われた主演映画「罪の声」(土井裕泰監督、30日公開)公開直前イベントで、歌手としても絶大な人気を誇る自分の声が「5年くらいで、やっと好きになった」と答え、以前は好きではなかったと明かした。

映画のタイトルにちなみ、司会から「日常で罪と思うことは?」と質問が出た。星野は、ともに主演を務めた小栗旬(37)から「星野源ボイスは、罪な声ですよね…源ボイス。何か気持ちを穏やかにする声の持ち主」とたたえられた。

「旬もハスキーボイスじゃないですか? 隣で話をするとき、普通にしゃべってるだけなのに胃が震える、おなかに染みる良い声」と褒め返した。

その後、自分の声をどう思うかと聞かれ、まず小栗が「自分は、良い声をしていると思いますよね」と答えて胸を張った。一方、星野は「僕はやっと最近、好きになってきましたね…この5年くらいで。小さい頃から、もっと声が高くてパンッと張る歌が、すごく好きだったんで、そういう声の人に憧れがあったので。自分の割とボソッとした声というか、低めの声がそんなに好きじゃなかったんですけど」と語った。その上で「音楽やったりとか、歌歌ったりとか、お芝居やっていく中で褒めて頂き、好きになっていきましたね」と言い、笑みを浮かべた。

星野は俳優としても、歌手としても熱烈なファンを持ち、支持されてきたが、土井監督も演出を担当した、16年12月のTBS系「逃げるは恥だが役に立つ」の主題歌「恋」と、エンディングで他のキャストと踊った“恋ダンス”で、社会現象的な人気を獲得した。近年、他方面から多くの好評価を受けたことも、自分の声に対する思いを変えたことにつながったようだ。